- パティシエ歴 41年
- 徳島文理大学 生活科学科 パティシエコース講師
これからも最高のお菓子を。
「お菓子は僕の恋人です」これは、私の父親（2代目）の日記に記してあった言葉です。師匠でもある父親が、何よりも愛していたお菓子づくりを引継いで、数十年が経とうとしていますが、私も同じく、今も尚お菓子づくりに夢中です。「お客さまの笑顔のために」祖父から父へ、父から私へ。100年の時を経て、伝統のレシピと共にその想いも代々受け継がれてきたようです。パティシエという仕事は特別です。祝いの席・人生の節目には、その場にふさわしい特別なお菓子が並びます。素材にこだわり、妥協をせず、これまでの経験と技術、そして自分の舌を信じて、一人一人の人生に華を添える美味しいお菓子を、自信を持ってお届けしていきたいと思います。
代表銘菓 / 活動紹介
- 乱舞（らんぶ）
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徳島スイーツグランプリ2015
グランプリ獲得
徳島県知事賞受賞パッと閃き、たった1日で考案した「乱舞」。ぽっと頬をあからめながら魅了する、踊り子をイメージし、和と洋の技法と華やかさを取り入れ、鳴門金時、阿波和三盆糖、やまももなどの徳島の素材をたっぷりと使用しています。「阿波おどり」×「徳島の素材」をうまくマッチさせた、徳島らしい逸品です。このW授賞をきっかけに、製造開発・講師の依頼など、活躍の場を広げてくれた、岡山の代表菓子です。
編み笠…
和菓子の手法「焼印」で型押ししてから焼き上げた、クッキー。
浴衣…
淡いピンク色は徳島の名産・ヤマモモのジュースを使ったムース。
踊り手…
飛躍感を出すために金口で絞りだしてから、焼き上げたメレンゲ。
→鳴門金時のパイタルト
→ほっぺはピンクのマカロン
- 商品開発「あおサブレ」
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世界初の陸上完全養殖のあおさのりを使ったサステナブルスイーツ「あおサブレ」。
2022年「あおさのり」の世界初の陸上養殖に成功した、徳島文理大学薬学部の山本博文教授のご依頼を受け、学生と共に「あおさのり」を使用したスイーツの商品開発に取り組みました。あおサブレの特徴は「香り」。サブレの生地には１個あたり３・６％のアオサノリの粉末を配合。米粉を使った軽やかな食感と磯の香りをお楽しみください。
＜販売店＞- 徳島駅JRクレメントビル地下１階の「おみやげ１番館」
- 徳島県庁「地下売店」
- 徳島県立障がい者交流プラザ1階「awanowa(あわのわ)カフェ」
- 西洋浪漫菓子Okayama
- 徳島城殿様かすていら
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徳島藩士の奥方が書き残した、江戸時代のレシピを基に復元したカステラ菓子。現代のカステラは、しっとりとした食感を出すために水飴を使っていますが、この「かすていら」は昔の製法どおりに水飴は使っていません。どんな味わいなのか、時代を超えてよみがえったロマン溢れるお菓子をお召し上がりください。
店舗または「徳島市立徳島城博物館」にて数量限定販売中。
- 講師・出張授業
- 2011年徳島文理大学生活科学科パティシエコース講師に着任。「ものづくりマイスター」として徳島県内の学校や事業所へ実技指導・技能継承活動に参加しています。お菓子づくりに必要な基礎知識や技術面はもちろんですが、お菓子の歴史やバックボーンを必ずお伝えするようにしています。「なぜそのお菓子が誕生したのか」歴史を知ると、見方が変わり、パティシエとしてお菓子づくりに対する想いや取り組み方も変化します。